2020年02月14日
こんにちは。
Sakaseru代表の小尾です。
今回はSakaseruにフラワーデザイナーとして参加して感じたことや、Sakaseruに参加して変化した事について、ご紹介致します。
こちらのコラムを公開した目的は、次の2つです。
・お客様に、お花屋さんの仕事をより身近に感じて頂きたい。
・お花屋さんに、Sakaseruに興味を持って下さったらこちらのページからご応募頂きたい。
インタビューに協力をしてくれたのは、立川に店舗を構えるフラワーデザイナー前澤さん。
前澤さんは2019年の8月にSakaseruに参加し、今ではご公演やライブ、握手会に伴うファンのお客様に広く支持されています。
前澤さんのお花屋さんになるきっかけから、Sakaseruのお仕事。お花屋さんへの言葉まで、10の質問に答えて頂きました。
なお、インタビュー内容は、お話頂いた内容をそのまま掲載をしています。
是非、御覧ください。
父が花屋を経営していたことが一番のきっかけです。当時私は大学まで進学したのですが、やりたいことが明確ではありませんでした。就職の選択肢が幾つかある中で、父の花屋を素直に格好いいと思うことが出来ました。たまたま花屋が身近な存在であった事が大きいです。花屋になると決めてから、修行を始めたのですが、そこで花屋の仕事を素直に楽しいと思うことが出来ました。花を、自然に好きになることが出来ました。また、自分の作ったものをお客様に喜んで頂ける仕事は中々無い中で、花屋は直接お客様に喜んでもらえる。花のデザイン性に関しても、追求すればするほど深くて長い道です。良いものを作っている花屋のことを見て、より花、そして花屋のことを好きになりました。これが私が花屋になったきっかけです。
立川周辺の法人様のお客様のお祝いのお花開店・周年祝いなどの機会に花を主に届けています。お彼岸やお盆などの個人のお客様にお花を提供していますが、現在はそういった機会も落ち着いています。以前は成人の日の花のご用命も頂戴していましたが、時代とともにニーズも減っているのが現状です。
母の日など季節性の強いイベントのお花の需要が多かったです。法人様のお花を含め、計画的に繁忙期が訪れたわけではなく、お客様のイベントに応じて忙しい仕事の進め方でした。繁忙期と閑散期の差が激しかったので、お花業界、お店に対して不安を覚えることはありました。Sakaseru以外の花のプラットフォームに興味はありましたが、実際に動いてはいませんでした。地元立川の売上をどの様に上げるか。販路をどの様に増やすことが出来るか考えていました。
2019年7月の頭に既にSakaseruに登録をしていた、フラワーデザイナーの雨宮さんに紹介を頂きました。私がオランダの花の資格を取る時の先生とのつながりで、雨宮さんと出会いました。市場で雨宮さんに出会うと、「今時間ある?」と声をかけて下さいました。その時にSakaseruの仕事内容のことを雨宮さんから初めて聞き、「仕事を増やすことはできるか。繁忙期はいつか。」そして、Sakaseruの具体的な仕事内容や数字なども伺いました。ファンの方向けのお仕事は全く無く、むしろチャレンジしたいと思う事が出来ました。
オンラインで接客が出来るSakaseruの仕組み。花屋を大切にしているプラットフォーム。Sakaseruチームの人柄。そして、経済的条件が合ったので、入る事を決めました。お店の販路拡大も考えていたので、まさにご縁・タイミングが良かったです。
繁忙期と閑散期の差が無くなりました。Sakaseruのファンのお客様のお陰さまで、定期的にご注文を頂戴出来るようになりました。これは、本当にありがたいことです。お店の経営も安定するようになりました。また、Sakaseruのお客様はお花贈りへの熱量が高いですので、花屋としてのやりがいも非常にあります。お店にも活気が出ました。私の店のスタッフも優秀ですので、スタッフの能力に相応しいお仕事を出来るようになろうと思っていましたので、それがSakaseruに入って叶えることが出来ています。Sakaseruのご注文が入るとヒアリングシートを紙に印刷をしてチームで共有し、ミスが起こらないよう気をつけています。また、チャットのやり取りも、途中経過がうまく行っていたとしても、お届けの最後まで油断をしないよう心がけています。スタッフもSakaseruの仕事を楽しんでいますし、様々なご用命にお応えするために、苦労していることもあります。
花屋の理想は自分を求めてくれることです。前澤に頼んで良かった。そう思って頂けることが嬉しいです。また、Sakaseruはフェアな舞台です。きちんと仕事をすれば評価されますし、そうでなければ叩かれます。何より、自分を必要としているお客様と出会えること。それが一番です。私がお客様に価値を提供できることが嬉しいです。同時に、店舗のスタッフの給与も上げることが出来ました。ファンの皆さまの花をお作りさせて頂くことで、新しいことに挑戦できていますし、Sakaseruで学んだことを、実店舗のお客様にフィードバック出来るようにもなりました。最近では舞台観劇に興味を持つことが出来ましたので、今度観劇に行ってみます。
オーダーの量と共に、チャットの数も多いですので、やり取りに使う時間が多く、日々時間が無い状況です。発送完了時のお花の撮影は、1日の最後、体力が無くなっている時に行うことが多いですから、そこも大変かもしれません。チャットの量が増えると、ご返信が遅れがちになってしまう事があり、お客様に申し訳ないと思っています。ただ、Sakaseruはチャットが重要ですから、時間を確保して出来るだけお客様に御迷惑をかけないよう心がけています。考えるのに時間を要するご質問をお客様から多数頂いた際に、「即答しなきゃ」というプレッシャーも、大変だったりします。あとは、札のデータをサイズ指定無しでお客様からいただいて、どのサイズで印刷するべきかこちらからの確認が必要になる、というようなことがあると作業が詰まってしまいます。また、イラストの再現を求められるご注文は、忠実に再現しますので、その分時間の掛かる仕事になりますし、反対に、抽象的なご注文は、デザインの自由度がありますので、素早く仕上げることが出来ます。言葉だけでは通じづらい事もありますので、今後はデッサンや過去事例をご提示しながら仕事を進めていきたいと考えています。
最初にご注文頂いたスタンド花が印象に残っています。「スタンド花から電波を出して下さい。」とオーダーを受けて、「はじまった」と思いました。同時に納品させて頂いた、染の花を使ったスタンド花は自分でも素晴らしい出来だと思いました。カラーチャートを頂戴して作成したお花も印象的でした。「ハリトビ」ご公演のベージュのお花だったのですが、花本来の美しさが出た、素晴らしい作品に仕上がりました。
私の体験として言えることは、向上心があるなら是非ともチャレンジしてほしいということです。いわゆる普通のお花屋さんにとって、Sakaseruはチャレンジだと思います。お客様のご要望によって世界観が広がります。向上心・好奇心は満たされます。花や、技術に関して、より知りたいと思いますし、数字の部分でも売上を伸ばす事ができます。自分の花を多くの人に届けたいなら、あなたの作品を求めているお客様が居るのだから、「会いに行け。」
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