「『企画にまた参加したい』と思ってもらえるような」 クロサキファミリアの花贈り
2020年10月09日
紫というクールな色合いでありながら、暖かみも感じさせるこちらのお花。
2020年8月に正式リリースされた[minsaka(ミンサカ)]で企画をして頂き、多くの方のご協賛があってお送りできたお花です。お届け先様は歌手の黒崎真音様。デビュー10周年のお祝いのお祝い花です。
企画に集まった人数は主催の方含まず、41人。金額は7万2千円にも登りました。
[minsaka]を使って、主催の方がどのようにして、これほど多くの方の信頼を得て、企画の成功に至ったのか。
その流れや背景について、主催のおばしゅん(@OBASHUN0808)様にお伺いしました。
【今回のインタビューの主催様/企画について】
■黒崎真音さんデビュー10周年記念祝い花企画
https://www.sakaseru.jp/mina/event/7f16298cf03176831a3ca7bf7851f46d
■送り先:歌手・黒崎真音さんの事務所
■贈ったもの:プリザーブドフラワーアレンジ
■最終参加人数:41人
■最終金額:72,000円
――この度はインタビューにお答え頂き、また10周年記念のお祝いという大切な機会に「minsaka(ミンサカ)」をご利用頂きありがとうございます。
なぜ今回は、「minsaka」をご利用頂けることになったのでしょうか。
「minsaka」は集金の便利さに惹かれて利用しました。
過去、何度かお花企画を主催したことがあるのですが、これまでは手渡しでの集金をメインに行っていました。手渡しでファン同士顔を合わせるのもすごく楽しいのですが、やはり時間がかかってしまうので、他に良い方法はないかと考えていたんです。そんな時、「minsaka」を運営している株式会社SakaseruさんにTwitterでDMを頂きました。
「minsaka」は参加費の支払いにクレジットカード払いがあるのがいいなと思いました。グッズの通販でクレジットカードはよく使っているはずなので、参加者の方もやりやすいだろうと。また、銀行振込やコンビニ支払いなど、もしクレジットカードを持っていない人がいてもカバーできるもいいなと感じました。
――minsakaを使用頂いた際の、具体的な企画の手順を教えて下さい。
もともと企画自体は「minsaka」を知る前から動き出していました。
8月上旬くらいにTwitterで「こういう企画をしようと思っている」というような呟きをして、フォロワーさんにアドバイスを頂いたり、8月末頃には別のサービスで一度企画ページを作りました。
また、今回は事務所さん宛のお花でしたので、お花を贈っても構わないかどうか事務所さんへ確認、そして許可を頂いたので、9月2日に「minsaka」の企画を立て申請しました。その日のうちに企画申請が承認されたので、2日から参加締切に設定した22日まで参加者の方を募集しました。
また、企画の申請と同時にお花の発注も行っています。9月15日着で注文しましたので、それから約2週間の間は何度もフラワーデザイナーの方とやり取りして、お花について決めていきました。今回は想定以上のお金が集まったので、お花に関する希望を追加したり、逆に金額を増やした場合どんなことができるのかといった相談をしていました。
今回はだいたい自分ひとりでお花について決めたのですが、他の企画のときは参加者さんに意見を貰ったり、イラストを依頼した方とイメージをすり合わせたり、といったこともしていました。
――想定以上にお金が集まった、ということですが、もとはどのくらいの想定だったのでしょうか。
明確に定めていたわけではないのですが、「盛大なお祝いは11周年へ持ち越し」という風に考えていましたので、今回は大きすぎないものを贈るつもりでいたんです。
最終的に7万円を超えましたが、これだけのお金が集まるというのは、この半年新型コロナの影響でライブもイベントもなかったので、みんな「想いを伝える機会」を待っていたのではないでしょうか。それに、想いを伝える手段として、お花を特別なものと捉えてくれているのではないか……とも思っています。
――それだけの金額を預かるというのは、責任も大きくなると思います。
企画主催をする上で、大変なことはありますか?
どのくらい予算がとれるだろう、ということは毎回悩みます。
例え人が集まらなくても自腹を切る覚悟はあるのですが、自分のお金を沢山入れて企画を成功させても、あまり意味がないと思っています。
なのでどうすればより多くの方にご協力頂けるのかを考えますし、実際にどれくらい集まるのかを悩みながらイメージして、お花を発注しています。
ただ、そこさえクリアしてしまえば、他には特に大変だと思うことはありません。
――企画主催をする上で、大切にしていることを教えて下さい。
参加者の方に、「企画にまた参加したいな」と思ってもらえるような進行を心がけています。
こういう企画はファン同士の信頼で成り立っていますから、預かったお金の収支はもちろん提示しますし、企画の進捗も報告するようにしています。(今回の企画は期間が短かったこともあり、あまりできませんでしたが)
お金を預かる以上、本当に、下手なことはできないし、したくないと思っています。
そして、お花にも出来る限り想いを込めた発注をするようにしています。
今回のお花は真音さんのイメージカラーの紫をメインに、オレンジ・赤・ピンクを加えてファンのペンライトを表現し、会えなくてもファンが一緒にいるよ、という気持ちを込めました。
かごに入れたアレンジはフラワーデザイナーの宮崎さんからの提案だったのですが、かごは持ち歩けるイメージがあるので、いつでもそばにいるよ、というメッセージにつなげました。
――とても素敵ですね…!
企画に参加頂くファンの方とはどんなご関係ですか?
かなり距離は近いかもしれません。ライブやイベントの後の打ち上げなどで飲んで、知り合ったら、普段も会って飲んだりします。
他のアーティストさんのファンの方からも「仲いいね」とか「クロサキファミリア(※)はあったかい」なんて言っていただいたり……。
ファンの中では、僕自身は"世話焼きな人"、くらいのポジションだと思います。笑
お花の手配も、それこそファンの中の"大黒柱"的な方がやっているのを手伝いたいと思って初めたんです。
その方はすごく控えめなんですけど、CDを配ったり現場で声をかけたり、真音さんが本当に好きで、真音さんのために色々なことをしていらっしゃると感じます。その方に限らず、真音さんのファンは「真音さんのために何ができるのか」を考えている方ばかりだと感じますし、自分もそうありたいと思っています。
(※)クロサキファミリア:黒崎真音さんのファンのこと
――そんな素晴らしいファンの方が沢山いらっしゃる黒崎真音さんは、おばしゅん様から見て、どのようなところが魅力ですか?
色々ありますが……ギャップかなと思います。
普段のトークなどでは、結構ほんわかしてる方なんですが、ライブのステージでは印象が全然違いますし、歌によってもイメージが幅広いんです。
いろんな側面を持っていること、ギャップがあること、が特に魅力ではないでしょうか。
これからも真音さんのその魅力で、自分の信じた道で、活躍していって欲しいと思っています。
――最後に、ファンからお花を贈ることの意味とは何でしょうか。
また、企画主催や参加を迷っている人に声を掛けるとしたら、どのような言葉になるでしょうか。
僕の場合は、真音さんに頂いたものをお返しすること、恩返しすることの一つだと考えています。
曲を出して支えてくださったり、真音さんから貰ったものは計り知れません。その恩返しをするには何をしたらいいか、と考えると、方法は沢山あります。
CDを買ったりライブに行ったりするのもそうですし、お手紙を書いたりするのもそうです。その一環として、お花があると思っています。
またお花は言葉が必要ないので、お手紙などとはまた違ったものが込められます。
お手紙もすごく良いものですが、1:1のクローズドな状態で自分の気持を伝えるのって、ちょっと照れてしまいますし、伝えたいことを伝えるのは結構難しいです。
イメージ的に気持ちを伝えるのに、お花が手助けをしてくれると思っています。
もし企画について迷っている人がいたら、勇気をもってやってみて欲しいなと思います。
いきなり大きなフラスタを……というとハードルが高いと思うので、一人でできることからやってもらえたらと。
すこしずつステップアップしていって、一人でできなくなったら、想いを同じくする人の力を借りて、と一緒にやっていって……一歩まずはやってみませんか、ということを伝えたいですね。
――素敵なお気持ちをお聞かせ頂き、ありがとうございました!!
※今回のお花は黒崎真音さまご本人のブログにも掲載されました!
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