「参加した方が納得できるフラスタを」 デザインにこだわりぬいた祝い花企画

2020年12月25日

クレーンゲームに吊り下げられる、可愛らしいぬいぐるみ。こちらのスタンド花(フラスタ)は、にじさんじ所属のVtuber・森中花咲様へ贈られたお花です。このぬいぐるみ、実は主催の方の手作り。





そのこだわりに応えるように、企画には87人もの参加者の方が集まりました。
[minsaka(ミンサカ)]を使って、主催の方がどのようにして、これほど多くの方の信頼を得て、企画の成功に至ったのか。
その流れや背景について、運営主催のまとか(@Hambag6)様、副主催の櫟井梓(@pikapika_denchi)様にお伺いしました。

【今回のインタビューの主催様/企画について】
■petit fleurs 1stライブ『リシアンサス』で森中花咲さんへお花を贈りましょう!
https://www.sakaseru.jp/mina/event/38afbaa12dc07c078e1915d136630ee6
■送り先:petit fleurs 1stライブ『リシアンサス』森中花咲様宛て
■贈ったもの:フラスタ(スタンド花)
■参加金額:500円から、上限3口まで
■最終参加人数:87人
■最終金額:89,000円

――この度はインタビューにお答え頂き、大切な機会に「minsaka(ミンサカ)」をご利用頂きありがとうございます。
今回、お二人での企画運営でしたね。お二人の役割分担を教えて下さい。


まとか
一応、私の方が主催、ということになっていて、Twitterの運用など企画の表立った部分を担当しました。
花の中に置かれているぬいぐるみを作ったり、全体的なデザインを考えたりしたのも私です。

櫟井梓:
私は主にミンサカの企画申請や運営、パネル・装飾の発注など、裏方周りをやっていました。
枠組み的な部分を担当したという感じですね。何度かフラスタ主催の経験もありましたので、そのあたりは慣れている私がやった方がいいと思いました。

まとか
おおもとのアイデア出しは二人でやっていましたよね。

櫟井梓
そうですね。色々二人で意見を出し合いながら、その中で「いいじゃん」となったアイデアを採用していきました。
例えばぬいぐるみを使って、というのはまとかさんが言ってくれて、クレーンゲームをコンセプトにしてみては、というのは私がアイデアを出しました。



最終的に決まったデザイン図



――素敵ですね!
でも、今回はなぜ、お二人で運営することになったのでしょうか。経緯を教えてください。


櫟井梓
始めは、今回も私が主催をする予定だったんです。
専用Twitterアカウントも取得し準備を進めていたのですが、新型コロナの影響でイベントが一度延期になってしまったんですよね。そこで、ちょっとモチベーションが下がってしまいまして……。もともと自分の名前を全面に出すのが苦手だったこともあり、まとかさんに代わりに主催をやってくれませんか、と相談をしたところ、引き受けて頂けることになりました。

まとか
相談を受けた時は正直「どうしようかな」と思いました。笑
私はまだ学生ですし、課題の時期とも被っていたので。
ただ、お話していくうち、櫟井梓さんが裏方をやって下さる、ということになって、それならとお引き受けすることにしました。もともと「こういうフラスタをやってみたい」という気持ちはあったので、それを形にするチャンスかなと。

――「やってみたい」というのは、今回はどの部分にあたりますか?

まとか
人を集めてフラスタを出す、という企画そのものもそうですが、ぬいぐるみを作ってみたい、と思っていました。

櫟井梓
そのぬいぐるみ作りが一番パワーのかかるところだろうと思ったので、ちょっとサポートが必要かなと、引き続き関わらせてもらうことにしました。元々私主催の企画だったことに責任も感じていましたので。

――確かに、今回のフラスタはぬいぐるみのインパクトが強いです。既成品のような可愛らしさで……もともとこういった制作はお得意なのですか?

まとか
いえ、ぬいぐるみ作りは今回初めて挑戦しました。
他のライバーさんのファンの方で、ぬいぐるみを自作をしている方がいらっしゃったんです。それを見て以来、密かに作ってみたいなと思っていました。





――初めてとは思えないクオリティです……。
さてそんな想いの込められた企画ですが、今回はなぜ、ミンサカをご利用頂けることになったのでしょうか。


櫟井梓
今回は、以前も使用したから、ではありますね。
ミンサカと同じ株式会社Sakaseruが運営する「Sakaseru」のユーザーだったんです。「Sakaseru」でもよくして頂いたので、株式会社Sakaseruが始める新しいサービスということであれば、じゃあ使ってみよう、と。

――どちらのサービスもご利用ありがとうございます!
実際使用してみていかがでしたか?


櫟井梓
管理はすごく楽になりました。参加者を募ったりお金を集めたりと、以前は複数の他社サービスを行ったり来たりしていましたから。
あと、連絡手段がメールというのもありがたかったですね。これまで連絡方法として使っていたTwitterDMは、一斉に送れる件数に限りがあるなど、縛りがいくつかあるんです。

全体的に手間が減ったので、「今回はあんまりやることがなかったな」と感じたくらいでした。

――大変嬉しいお言葉です。
では、今回の企画の具体的な流れを教えて下さい。


櫟井梓
まず前回の森中花咲さんご出演の公演、[にじさんじ JAPAN TOUR 2020 Shout in the Rainbow!]が終わった後に、今回の公演の発表がされたので、すぐに企画アカウントを立ち上げました。
当初、8月16日が開催日程だったのですが、新型コロナウイルスの影響で公演が延期に。9月の半ばごろに、振替公演の日程が発表されました。
最初にお話したとおり、その時私は若干モチベーションが下がってしまっていたので、まとかさんに主催を代わってもらえないかをご相談しました。

まとか
それで、お引き受けすることになったのですが、話し始めたら盛り上がって、1週間くらいでコンセプトや役割分担が決まっていきました。

櫟井梓
9月の末頃にはミンサカの申請もして、参加者を集め始めました。集金を終えたのは10月の半ばなので、半月くらいで締め切った形ですね。
お花のオーダーをSakaseruさんで完了したのは、10月後半に入ってからです。
スケジュール的には割とゆったりやれたかなと思います。

――最終的に87名もの方が集まって下さいましたね。それだけに、主催の方としてもプレッシャーがあったかと思うのですが、主催として大切にしたことはなんですか?

まとか
「お金を出してくれる参加者の方が納得できるフラスタでないといけない」ということを強く意識していました。
なので、私の作るぬいぐるみにしても、フラスタ全体のデザインについてもこだわりました。フラスタは実物を見るまでやりたいことがお花屋さんに伝わっているか、が少し不安だったくらいです。

――実際のお花はいかがでしたでしょうか。

まとか
大満足でした。
自分でデザインを描いていて不安だった部分が、見事にお花で表現されていて。それでいて、"お花感"が損なわれずにいるのがすごくよかったです。
公演の事前放送でも「クレーンゲームのお花」と言って頂いたので、他の方から見てもクレーンゲームのコンセプトだとちゃんと伝わるのだな、ということも安心しました。

櫟井梓
私たちのやりたいことを形にしつつ、こちらがイメージしきれない、細かいところを綺麗に詰めて頂けたな、と感じました。
まとかさんも"お花感"と言いましたが、見せたい部分(クレーンゲームやぬいぐるみ)を見せるためのお花が死んでいなくて、お花はお花で美しく、活かす形で添えられていると思いました。コンセプトはあるものの、お花をないがしろにしたくないという気持ちがあったので、それはすごく良かったです。

――今回のお花のコンセプトを教えて下さい。

櫟井梓
まずは"petit fleursの"森中花咲さんに贈る、ということを決めていました。なので森中さん宛ではありつつ、御伽原江良さんとのユニットにも宛てた要素を入れています。

まとか
ぬいぐるみを複数使ったのは、かざちゃん(※Sakaseru注:森中さんの愛称)の魅力や、それに対応した姿が沢山ある、ということを表したかったからです。本当はその沢山のぬいぐるみの中から、ぷちふるの衣装を着たかざちゃんがクレーンで吊り上げられるデザインにするつもりだったのですが、お花屋さんに指定をしそこねてしまって。でも、代わりにメインビジュアルのぬいぐるみが吊り上げられる形になって、これはこれでいいのではないかなと思っています。

――今回、企画してよかったと思いますか?

まとか
よかったです。
ライブが終わった後、感想配信で紹介してもらえたんですが、「自分って愛されてるんだなって自覚した」と言ってくれていて、企画したかいがありました。

櫟井梓
そういう風に言ってもらえると、本当にやってよかった、と思えますね。
かざちゃん自身が元々オタクで、「お花が欲しい」と言っている人なので、毎回飽きさせずにお花贈りができていてほっとしてます。

――迷っていう人へ企画主催を勧めるなら、どんな言葉になりますか?

櫟井梓
「まずアカウントを作って退路をなくせ、あとはなんとかなる」ですかね。笑
そうしてしまえば、あとは転がるように進んでいくでしょう、と。

まとか
そうですね。笑

櫟井梓
あとは、フラスタ作ってる人にずかずか聞きに行っていいと思います。にじさんじリスナー同士の横の繋がりは活用していっていいんじゃないかなと。
私ならミンサカや企画の基本的なお話について喜んで答えます。

まとか
横のつながり、というのは私も本当に強いと思いますね。
過去に参加したフラスタ企画の主催の方に聞いたりとかもしましたし、結構コネクションができたりもしました。
次の企画(※)も既に立てたのですが、これもこれまでにできた繋がりの中から、デザインを描いて頂いたりしています。

※まとかさんの次回企画は以下
■にじさんじAnniversaryFestivalにて、にじさんじ元2期生宛でフラワースタンドを送りませんか
https://www.sakaseru.jp/mina/event/1a97f8784cd44e31e9e932d4d81819e0

――ありがとうございます。最後に、森中さんの魅力を教えて下さい。

まとか
かざちゃんの最大の魅力は「自分がファンから受け取ったものをちゃんと返してくれるところ」だと思っています。

その姿勢が表れている一つが、今回お花にも取り入れた、いろんな衣装やいろんな姿を持っているところだとも考えています。
新しい姿を見せてくれること、ライブのダンスを頑張ってくれること……そういう風に、受け取ったファンの応援を形にして返してくれるんです。
ファンとしては、その返してくれたものを享受するだけではなくて、お花の企画だったり、その他の応援だったり、喜んでもらえるように返していく、といういいループを作っていきたいと考えています。

――素敵なお気持ち、ありがとうございました

SNSでシェア