2020年06月26日
こんにちは。
Sakaseru代表の小尾(オビ)です。
「鳴らない、電話」と聞いてピンと来る方は、僕と同じ世代の方だと思います。
今年3月にコロナの騒動が起きてからの約4ヶ月間。
Sakaseruは、まさに鳴らない電話の状態が続いています。
厳しい状態の中でも、何とか存続できているのは、
大変な時期にも関わらず、Twitterやメールを通じて応援して下さり、
お花をご用命頂ける皆さま一人ひとりのお陰です。
中には、「公演が再開したらまたSakaseruに頼む」と仰って下さるお客様もいらして、
その様な声を見る度に、チーム一同大変励みになっています。
いつも大切な想いを託して下さり、本当にありがとうございます。
僕たちもご公演のお花をお届けできない中、どうしたらお客様に楽しみをご提供出来るのか常に考え、
演者様のインタビューを行ったり、サイトの改善や、新しいフラワーデザイナーを増やすなど、
一歩一歩お客様の方を向いてサービス運営をしています。
最近の明るいニュースとして、
先日から、コンサートやイベントなどの自粛要請も条件付きで解除された事が挙げられます。
ライブや公演、握手会への希望を持つことができますし、
出演される演者様、運営会社様、会場様、舞台公演に関わる全ての方が、また笑顔で触れ合える日もそう遠くはないと信じています。
そちらに伴い、ほんの少しずつですが、舞台公演のお花のご相談やご注文も頂戴出来るようになってきました。
今回のコラムでは、改めてSakaseruの自己紹介。
そして、お花贈りに関して僕たちSakaseruがお伝え出来る事をご紹介させて下さい。
今までSakaseruにお花を頼んだ事のある方。
演者様インタビュー等でSakaseruの事を知って下さった方。
これからお花贈りをしてみたいのだけど、やり方がよく分からない方。
一人ひとりに僕たちの想いが伝われば幸いです。
Sakaseruは、ファンの想いを花にのせてお届けするWebサービスです。
元々15年ほどITエンジニアを生業としていた僕が、とあるきっかけで花屋さんを経営することになり、2つの想いと共に、5年ほど前に立ち上げました。
・お花贈りの可能性・楽しみを最大限お客様にご提供する。
・お花屋さんという職業を、より夢のある職業にする。
僕が花屋でお花を販売していた時は、
「とりあえず3千円で送別会の花を」
「とりあえず3万円の胡蝶蘭を」
このようなご注文が非常に多く、これなら別に花じゃなくても、いくらでも代用出来るよね。
と思っていましたし、営んでいた花屋の存在価値があまり無いように思われました。
しかし、お花屋さんの中には、現在Sakaseruに登録しているフラワーデザイナーのように、
お客様の想いを形に出来る人たちがいることも知っていました。
お届け先の方がどんな方なのか。
お花を置く空間はどんな空間なのか。
色々な情報や想いを一つ一つ汲み取り、それが花という作品として完成したとき、
他のものでは代替が効かない価値がそこに生まれます。
同時に、その様な素敵な仕事をするお花屋さんは輝いています。
大切な想いが形になる「体験」を花を買われるお客様にご提供したい。
良い仕事をするお花屋さん達にスポットライトを当てたい。
この様な想いとともにSakaseruを運営しています。
今ではお花を大切に想い、そしてご自身の応援される方へ、大切な想いを僕たちに託して下さる
お客様たちにサービスが支えられています。
「花に関わる全ての人」を大事にしています。
全ての人とは、
・大切な想いを託して下さるお客さま
・花を受け取られるお届け先さま
・Sakaseruを運営するチームの仲間
・花を束ねるフラワーデザイナー
・花を生産される生産者さん
・花を運ぶ配送業者さん
Sakaseruを通してお花をお届けするだけでも、これだけの人々が関わっています。
大事にすると言葉で述べるのは簡単なことですが、それを実行するために
大事にする事を、まずは自分たちでやってみることを心がけています。
例えば、お花を贈られるファンのワクワクする想いや、現場での楽しさを体感するために、
僕たちは月に一回、チーム全員で公演に足を運んでいます。
今では公演にすっかりはまってしまい、休日や仕事を終えた後、個人的にもチケットを買い、楽しむようになりました。
お届けするお花もロビーで見ると、感慨深いものがあります。
お花一つ一つにファンの想いが沢山込められているからです。
一日も早く、公演を楽しむことの出来る日を待ち望んでいます。
コラム Sakaseruスタッフはなぜ観劇するのか?
演者様インタビューに関しては、お花を受け取られる演者様がどの様な想いでお花を受け取られているのかを知るためにはじめましたが、今では演者様一人ひとりの、仕事に対しての想いや、人生そのものを聞き出すインタビューになっています。
コラム Sakaseruが演者インタビューで大切にしていること
お花の納品に関しても、巨大なスタンド花を年末にスタッフと運んだこともありました。
一つ一つのお花に重量があり、肉体労働です。
現場の運営スタッフの方も、優しく声を掛けて下さる方から、厳しいご対応をされる方まで様々。
お花の納品一つに関しても、実際に行ってみると色々な気付きがあります。
スタンド花搬入の様子
このように、僕たちSakaseruは、価値提供させて頂く方の事をチームで体感し、
より良いサービスをご提供出来るよう、日々サービスを運用しています。
また、これらの体験は、お客様一人ひとりからご注文を頂いたからこそ理解出来たことですから、チーム一同大変感謝しております。
僕たちの知らない楽しみを教えて下さり、本当にありがとうございます。
Sakaseruは、
お花を贈る人。
お花を贈られる人。
お花を束ねる人。
お花そのもの。
それぞれが嬉しくなるお花贈りを目指しています。
お花は、道端に咲いているだけで美しいです。
わざわざ人が花を束ねる意味は、想いを込めて花を束ねることで、想いを花にのせてお届け出来る事にあります。
想いを込める一つの手段として、Sakaseruではチャットの仕組みをご提供しています。
チャットの中で、お花に対しての想いや、ご要望をお伝えいただき、
フラワーデザイナーが一つ一つ形にさせて頂く事が出来ます。
お客様、フラワーデザイナー。
それぞれの作り手で完成したお花は世界に一つだけの花になりますし、
お花を作り上げる過程自体も、とてもワクワクします。
想いが込められたご注文は、引き受けるフラワーデザイナーも非常にやり甲斐がありますし、
お花を贈られた人も、お花に込められた想いやメッセージに想いを馳せることが出来ます。
一方で、お花を贈ったことの無い方は、お花贈りに対して何だか難しいイメージを持つかもしれません。
僕も最初はそうでした。
公演期間中、いつお花贈るべきなのか。
楽屋花、スタンド花って何だろう。
立て札ってどう書けばよいのか。
しかし、お花贈りは次の3つのポイントを抑えるだけで簡単に行うことが出来ます。
お花を贈りたい公演のレギュレーション(ルール)を確認する。
ご予算や置かれたい場所に応じて商品を選ぶ。
立て札は応援する方の名前とご自身の名前を書く。
応援する方へのお花を作り上げ、会場で見た時の感動はひとしおです。
お祝いのお花をまだ贈ったことが無く、これから贈ってみたい方は、
是非次のコラムを読んで頂ければ幸いです。
コラム お花の上手な贈り方
コラム よりご満足頂けるお花贈りのために。
そして、お花そのものも、最後まで楽しんで頂けるよう、僕たちSakaseruはセカンドライフフラワーの活動を行っています。
セカンドライフフラワーとは、本来捨てられてしまうお花を最後まで楽しむことが出来る活動のことです。
ご公演に贈られるお花の内、演者様やスタッフ様が持ち帰ることの出来ない量のお花や、スタンド花のお花に関しては、
残念ながら破棄されてしまうお花もあります。
そんなお花たちを、僕たちは一輪挿しとして生まれ変わらせています。
コラム セカンドライフフラワーをはじめます。
お客様からも、セカンドライフフラワーのアイディアをたくさん頂戴したり、
お客様ご自身でお花を再利用されている、とっても素敵な方もいらっしゃいます。
セカンドライフフラワーをされたお客様インタビュー
お花を最後まで無駄にせず、楽しむことが出来れば、お花に関わる人々がより幸せになると僕たちは信じています。
ここまでコラムを読んで頂き、本当にありがとうございます。
今は公演に足を運ぶことが出来ず、応援する方とも会えない時期ですが、
公演が開催される日は、必ずやってきます。
来たるべき花贈りのために
僕たちSakaseruが皆さん一人ひとりにご貢献出来ることを楽しみにしています。
株式会社Sakaseru
代表取締役 小尾龍太郎
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