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フラスタ配達担当が感じた、イベント運営さんの愛

フラスタ配達担当が感じた、イベント運営さんの愛

2021年03月01日

こんにちは、Sakaseruスタッフ小柴です。

普段は、Sakaseruやミンサカのデザイン・開発を担当している私ですが、たまにお花の配達もやらせていただきます。
(お花の配達をするとSakaseru・ミンサカのお客様体験の全体像が見えるのでサービスの設計・改善にとても役立ち、フラワーデザイナーさんのお手伝いにもなるので、やらせてもらっています)

そして先日、2/25,26は、withコロナになってから初めてのお花の配達がありました。
Vtuberグループ「にじさんじ」初の大型フェス「にじさんじ Anniversary Festival 2021」があったからです…!!!

場所はビッグサイト。
大きい会場で言うとこれまで、幕張メッセやアンフィシアターなどへは配達しにいったことがあったのですが、ビッグサイトは今回が初めてでした。私用でも行ったことがないので、明らかに大きそうなイメージの会場に「ちゃんと配達できるのか…?迷子にならないか…!?」若干の不安を抱えていましたが

結果として全く問題なかった、それどころか、「イベント運営さんの大きな愛」を感じる貴重な機会となったので、そのことについて今回は書かせていただこうと思います。

※にじフェス主催の「にじさんじ Anniversary Festival 2021 実行委員会」さんを、このコラムでは、イベント運営さん、と記載させていただきます。



目次



祝い花を受け取ってくれる愛





「にじさんじ Anniversary Festival 2021」(以下、にじフェス)は、昨年9月に開催決定、お祝い花の受付もOKとなっておりましたが、年始の緊急事態宣言により、1月半ばに運営さんより「開催方法について検討」との発表がありました。

Sakaseruではすでにたくさんのお祝い花のご注文を受けておりましたので、どうなってしまうのか大変心配でしたし「イベント決行で祝い花NGになった場合」「イベント自体延期になった場合」などさまざまなケースを想定する必要がありました。

一番心配だったのは、イベント直前でお花が贈れなくなるケース、でしたが、「開催方法について検討」の発表から10日ほどで「オンライン開催への変更」そして「祝い花レギュレーション」を発表してくださいました。

レギュレーションの変更により、残念ながら予定していたお花を贈れなくなってしまったお客様もいらっしゃいましたが、それでもこんな大変な状況で、少しでも多くお祝い花を受け取ろうと考えてくださった運営さんの方針に、まず最初の愛を感じました…。

お祝い花は、ファンからの有志なので、言ってしまえばイベント運営に必ずなければならないものではありません。
しかもコロナ感染でエンタメ業界がピリピリしている昨今、そういったイベント運営に必須ではないものは削ってしまった方が、運営は遥かに楽になると思います。
もしクラスターが発生してしまったら…Vtuber業界を牽引するいちから株式会社さんとしては、様々な決断が大変なことだったのではないかと思われます。

しかしそんな状況の中でも、「お花で想いを届けたい」というファンの思いをくんでくださる運営さんの姿勢に「にじさんじリスナーは運営さんに愛されているなぁ…」と、そして「お祝い花の存在を大切に思ってくださっているんだな…」と、感じました。
(もしかしたら、お花屋さん側も考慮いただいたご決断だったかもしれません…もしそうでしたら…本当にありがとうございます!!!!)



納品時間を大幅に設けてくれる愛



今回、レギュレーションで決められた納品日時は
・2021年2月25日(木)12:00~21:00
・2021年2月26日(金)9:00~15:00

他イベントでよくある納品時間は、イベント当日の数時間の指定ですが、今回は2日間にわたって大幅に設けていただいています。
このレギュレーションを最初に確認したとき「最大級のフェスだから、万全な状態で受け付けてくださるんだな」くらいにしか考えておりませんでした。

しかし、納品日当日に会場に伺って、ここでも運営さんの愛を感じました。
フラスタ・楽屋花の受付のための、スタッフさんの人数の配置が尋常ではないのです…

会場入り口にてドライバーを誘導する警備員さん数名、会場外で受付をしてくださるスタッフさん数名、そして会場へ入るときにドアを開けてくださるスタッフさん(フラスタ搬入時は、大抵両手が塞がっているので、ドアを開けてくださるのが本当に助かります…)、検温・消毒をしてくださるスタッフさん、フラスタを置く場所を誘導してくださるスタッフさん数名…

そこで私は気づきました。「この人数を、2日間、大幅な時間で人員確保してくださるなんて、人件費がものすごくかかっているのでは…」
今回のような大規模のフェスでお花を受け入れるには、これが必要な体制だったかもしれません。しかし、先にもお伝えしましたが、お祝い花はイベント運営に必ずなければならないものではなく、お花を贈れる対象を少なくすることでこの体制も縮小することが可能であると思います。

しかし運営さんは、やはりファンからの気持ちを最大限受け取れるようにしようと、今回の体制を組まれたんだなぁと思うと、ここでもまた、ファンへの愛を感じることができたのでした。



搬入導線をきっちり決めてくれている愛





これは、愛、というより運営さんやスタッフさんの素晴らしさに感動したというお話なのですが、搬入口に入ってからの警備員さんの案内、受付・会場にいらっしゃるスタッフさんの案内が大変的確で、とてもスムーズに搬入ができました。
私は、25日・26日の2日間とも納品にいかせていただいたのですが、25日と26日で会場への入り方が変わっていたりして、いろんな兼ね合いで細かく決められているんだなぁと、そして変わっても案内がわかりやすいなぁと感動しました。
また、会場内のスタッフさんと、受付(会場外)のスタッフさんとの連携がしっかり取られていて、1件1件を間違いなくきっちり対応しようという姿勢が大変感じられました。



挨拶や受け答えから感じる愛



私自身が一番愛を感じたのは、スタッフさんの挨拶や受け答え、でした。

私の経験上のお話にはなってしまいますが、お祝い花の搬入では「ウェルカム!」な雰囲気が感じられないのが正直、半分以上です。もちろん、イベント運営さん・受け取られる演者さんに関しては、ファンからのお祝い花は嬉しいものだと感じられていると思いますが、実際現場で祝い花搬入の対応をされる方は、主催とは別のイベント会社さんだったり、アルバイトさんだったりしますので「ついでのお仕事」という風に受け取られている方が多いと思います。(業者扱いされて、少し寂しい思いをすることもあります…)

しかしにじフェスのスタッフさん方は、笑顔のご挨拶に気持ち良い受け答え、そしてすれ違うときは「お疲れ様です」と声をかけてくださり、私たち花屋を「一緒にイベントを作り上げるものたち」と思ってくださっているように感じました。そしてそんなスタッフさんを統括しているイベント運営さんは、やはり、フラスタや楽屋花をイベントに欠かせないものとして考えていらっしゃるんだなぁと、ここでもファンへの愛を感じるに至りました。

にじフェスでは、お祝い花は必須な存在として考えられていて、私たち花屋も、一緒にイベントを作り上げている。そんな嬉しい気持ちになることができました。





イベント裏方のスタッフさんについて、ファンの方々が知る機会はなかなか少ないのではと思います。
今回はお客様の大切なお花を配達する機会に、にじフェスのスタッフさんから愛を感じ、同時に運営さんの愛を感じましたので、「ファンのみなさんは運営さんにこんなに愛されています!」ということを、フラスタ配達担当の観点からお伝えしたく、コラムに書かせていただきました。

今回はにじフェスを取り上げて書かせていただきましたが、もちろん、他イベントへの配達時にも、ファンの方は愛されているなぁと思う機会があります。機会があれば、また発信させてください!

長くなりましたがここまでお読みいただきありがとうございました。
にじフェス運営さん、スタッフのみなさま、すばらしいイベント運営、お疲れ様でした。そして、貴重な機会をくださったSakaseruのお客様、いつもありがとうございます。



にじフェスにお届けしたお花をご紹介します




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