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フラワーデザイナーのお仕事レポート スタンド花(フラスタ)編

フラワーデザイナーのお仕事レポート スタンド花(フラスタ)編

2019年03月01日

こんにちは!スタッフのアスカです。
1月から蔵前にオフィスが移動したのですが、蔵前の街が素敵すぎて最高です。(先日のメルマガでお伝えした、インクスタンドさんも蔵前です)もし立ち寄ることありましたら、是非散策してみて下さい!

本日は、フラワーデザイナーの仕事現場に密着しましたので、そのレポートをお届けします!
普段なかなか見ることのない、フラワーデザイナーの仕事。今回は制作から配送、回収まで行うスタンド花についてです。



フラワーデザイナーのお仕事レポート
スタンド花[フラスタ]編



今回はSakaseruのフラワーデザイナーの一人、宮崎恵美子のアトリエにお邪魔しました!



▲ フラワーデザイナー宮崎恵美子




宮崎はSakaseruでもトップクラスの人気を誇るフラワーデザイナーです。
その「大人可愛い」世界観と丁寧な対応は、お客さまから非常に高い支持を頂いています。



2月某日、東京中目黒。スタッフ小柴と共に、駅から歩いて五分ほど…やってきました!





入り口からもバシバシセンスを感じますね…!!

宮崎は店舗を持たないため、オーダーの度に仕入れを行い、アトリエで制作を行っています。

あまりにわくわくする場所に、小柴も私も、入り口だけできゃいきゃい騒いでしまいます。
そして、私たちの声を聞きつけた宮崎に招かれて中に入ると、宮崎の世界観そのものが広がっていました。






柔らかく優しい雰囲気で、本当に、イメージ通り、というお部屋です…!!
ちなみに、宮崎はプリザーブドフラワーやアーティフシャルフラワーの扱いにも長け、写真中のお花も生のお花と造花とが、入り混じって置かれています。

また二枚目に写っている、青いバケツに入ったお花が今回のスタンド花に使用するお花です。
花市場の開く曜日が決まっているため、当日の朝仕入れることもあれば、事前に仕入れておくこともあります。可能な限り新鮮で、長持ちする花を使用します。

挨拶を済ませ、私たちがひとしきりアトリエに感動したところで、宮崎はその花たちを使って制作に取り掛かりました。



制作開始!



使用するのはお花の他、主にオアシス(お花を刺す緑色のスポンジ)、花桶、花バサミ、フローリストナイフなどです。



▲ 右手で握っているのがフローリストナイフです。



フローリストナイフ、私も実物は初めて見たのですが、上下から力を加えて茎を切る花バサミよりも、水の吸い上げ口を潰しづらく、お花を長持ちさせられるというメリットがあるそうです。(私が使ったらめちゃくちゃに怪我をしそうだな、と思いました)

またナイフに慣れると、ハサミよりも格段に作業が速くなるらしいのですが、実際凄まじいスピードで形作られていくお花を見て、テンション上がりまくりでした…!!
今回見学させてもらったお花は、一つ20分くらいでしたでしょうか?

もともと花屋を営んでいたSakaseru代表のオビいわく、 「そのスピードでできるのは宮崎さんだからだよ」とのこと。実際、早業の神業でした。たまに私たちが話しかけても、応えながらまったく手が止まることがないのです…!!

ちなみに質問したところ、宮崎の一番好きな花はバラだそうです。なんとなく、すごく納得です。



▲ 背面もオアシスが見えないように一工夫。お花作りにおいて、オアシスが見えないようにするのは鉄則です。



配送します!



スタンド花は花屋が直接会場へ運ぶ必要があります。今回も、完成したお花を車に運び込ます。



▲ 時間がある時は車に積み込む前に、完成写真をアトリエの入り口で撮影します。宮崎は撮影技術も非常に高く、お客様に喜ばれています。



▲ 手に持っているのが折りたたんだスタンドの脚です。



ちなみに、車は大きなバンですが、普通サイズのお花で3つ、大きめのお花だと2つずつくらいしか同時に運べないそうです。同じ会場に4つ以上の場合は、往復する必要があるのですね。

お花の足元はこんな感じで固定されています!バケツの外側に、重たい固定具がついて、更にその上にレンガを乗せて…揺れる車内でお花に万一のことがないよう、万全の体制です。





私たちも同乗させてもらい、車が出発。雑談を混じえながら、社内は和やかな雰囲気です。
宮崎の移動中の楽しみは、美味しいお店を見つけること、だそうです!



会場へ到着!



今回お届けまでついていったのは、舞台「RAILWAY」へのスタンド花。
会場は新宿にある全労済ホール/スペース・ゼロです。

こっそり中を覗いてみると…おおお!!!
既に沢山の他のお花屋さんが設置作業をしておりました!







アレンジ花もすごい数です!ヤマトのお兄さんが他の荷物と一緒に何度も運んでいきます。



▲ スタンドの部分と花と、ばらばらのまま、入り口まで移動します。



もう、ここからは怒涛の作業です!!





札を入れて、お花を整え…。





運んで行きます。
こちら、軽々持っているようですが、オアシスは水を吸っていますし、めっちゃ重いのです…。

公演の運営スタッフさんの指示に従って、所定の位置にスタンドを立て、お花を設置します。



▲ 吸水中



大体の場所が決まったら、桶のお水を満タンにします!長い公演期間、少しでもお客さまの応援の気持ちが、演者さまに届きますように…!!





スタッフの方にお花の受け取りサインを頂戴して、納品は完了となります。このサインを貰う際に、回収日時の確認をするそうです。

今回は沢山のお花が届いていたので、スタッフの方もとてもお忙しそうでした。(届いたお花を演者様別に並べ替え、などもスタッフさんがされていました)

お届けについて行った舞台[RAILWAY]は、2019年3月1日現在絶賛公演中。そのためお花の回収はまだですが、最終的にはスタッフの方に指定された日時に、スタンドとお花を回収しに来ます。
回収したお花を積み込まなければならないので、やっぱり車です。



▲ スタンド回収の様子



回収まで終えてはじめて、一つの仕事が完了となります!



取材を終えて



初めてこのような取材をさせてもらったのですが、お花の仕入れから制作、お届け、回収まで…改めて、大変な仕事だな、と感じました。そして同時に、素晴らしい仕事に携われているな、という実感も。

また、準備中の会場の様子は、どんな風に公演スタッフの方たちがお花の対応をしてくださっているかなどもわかり、とても貴重な体験となりました。Sakaseruにオーダーを下さるお客様はもちろん、受け入れて下さるご公演スタッフさまにも、私たちSakaseruは一層の感謝をしなければなりませんね。
お花でお客さまと、受け取った方々がハッピーになって頂けますように。

また、こちらを読んで下さったお客さまに、少しでもお花屋さんのお仕事を身近に感じて頂けたら嬉しいです。
またこのようなコンテンツも配信して参ります。

引き続きSakaseruをどうぞよろしくお願いいたします!

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